社員食堂から始める企業の「健康経営」
                     2015. 12. 3 平塚保健所  

労働生産性と健康は大いに関連があることがわかりました
楽しく効率よく仕事の成果を高めるしくみづくり

 「健康経営」は経済産業省が積極的に後押ししている考え方で
欧米ではすでに様々な取り組みが実施されています
「健康経営」とは企業の重要なファクターである「従業員の生活や健康」に着目し、
企業の労働生産性や収益性の向上、さらに医療費の削減等をめざす取り組みです
従業員への健康情報の提供や健康投資を促すしくみを構築することで
それらを実現しようと欧米では20数年前から取り組まれています
食事や運動、余暇、睡眠、ストレス等へのよりよい状況への促し
さらに退職後やいわゆる終活に至るまでの従業員のライフスタイル全般にわたる
「Well being」(よりよく生きる)を企業が責任を持って提供・支援するしくみです

経済産業省は東京証券取引所と共同で、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、
戦略的に取り組んでいる企業を「健康経営銘柄」として選定し
企業の健康経営の取り組みが株式市場等において
適切に評価されるしくみを作りました

さらに
「健康経営」に取り組んでいる企業への融資の金利を優遇する制度も現れ
わが国でも積極的に「健康経営」に取り組む企業を増やし
企業の発展はもとより国全体、経済全体の発展を期待しているところです

しかし
現在、取り組みを公表しているところは大手企業ばかりです
わが国の企業の中のわずか1%にも満たない大手企業だからこそ取り組めることも多く
残りの多くの企業で取り組みが難しいのが現状です

そこで
私は今回の研修会では給食を提供する管理栄養士以外にも
「健康経営」の取り組みを主体的に実施する企業側の方々もお見えになるということで
先駆的に行っているアメリカの事例、企業規模別の事例を見つけ
皆様に紹介させていただきました

加えて
グループワークとして今後、取り組んでみたい事例や
実際にすでに行っている事例などを話し合っていただきました
とても和気あいあいと「あったらいいな!」も含めて
未来に向かって前向きな意見や構想が話し合われました
中には早速、社員食堂と厚生課がコラボし
「健康経営」の取り組みを始めてみようという企業もありました

アメリカの事例の中にはお金をそれほどかけない「小さな取り組み」も多々あり
企業側と従業員の小さな一歩から始まっていることが
参加者の皆さんにとって新たな発見だったようです
アメリカ企業の7割が何らかの健康経営の取り組みを行っているというデータもあります
そこには「Nutrition Program」(食生活の向上プログラム)が
運動や睡眠、ストレス対応に加えて必ず入っており
ライフスタイル(生活)全体に渡ってよりよいところをめざし
楽しくリラックスして仕事を行う環境の提供が行われています
参加者の中には「話題にしてみよう」、「やってみよう」
そう思ってくださった方々もいらっしゃり
「健康経営」の一歩につながるうれしい可能性が見えました


             
               
               
               
             
 参加者の声
・「健康経営」という初めて聞く言葉でしたが、これからの時代、必要になっていくのかな?と思いました。
 アメリカの事例がわかりやすく、おもしろかったです。(事業所;管理栄養士・栄養士) 
・受講者間での意見交換が参考になった。アメリカの様々な事例も参考になった。
 (管理者;総務課、健康づくりに携わる者))
・わが国の糖尿病の発症率がこんなに高いとは思っていなかった。意識づけをもっとしていかなければ
 ならないと感じた。(事業所;管理栄養士・栄養士)
・「健康経営」という言葉はよく耳にしていましたが、今まであまり理解していなかったので、とても勉強に
 なりました。
 朝食が(中身も)とても大事だということが改めてわかり、もし需要があるようならば、朝食弁当等実践して
 みたいと思いました。(事業所;管理栄養士・栄養士)
・「できることから取り組んでいく」できる様でなかなか習慣から抜け出せず。
 励まし一緒に考えて行きながら取り組める環境を作って行くことから始めたい。
 (事業所;栄養士)
・海外の事例は新鮮で参考になった。統計を取ったデータはとても興味深く、栄養学だけで体調を見て行く
 以上のことを学べた。(事業所;管理栄養士・栄養士)
・「健康経営」というキーワードが海外では主流となっていて、日本でも今後クローズアップされて来るだろうと
 感じた。海外企業の事例、写真もたくさんあり、大変役に立った。
 会社側としては、社内の環境整備の重要性を認識でき、今後、今回の内容を参考にして工夫して行きたいと
 思います。海外企業の取り組み事例は会社の福利厚生サービスの内容の充実として参考になった。
 (甘味飲料の撤去、食堂以外でのサービス内容、休暇制度等) (管理者;総務課、健康づくりに携わる者)
・海外の事例が新鮮でした。社員さんへの保健指導の際、「良い習慣は週4,5日できればよい!」という話を
 取り入れて行きたいと思う。朝食の充実についても保健指導の際に話したい。
 (健康管理部門担当者;保健師、看護師等)
・アメリカの事例を全て日本に当てはめることは難しいと感じた。しかし、朝食サービス、カフェテリア
 など展開できるものもあり、具体的に提供する方法が示されていてよかった。(行政・地域活動栄養士)
・パワーポイントがあり、わかりやすかったです。取り組み事例について社内でいくつかテストしてみたいと
 思いました。(管理者;総務課、健康づくりに携わる者)
・初めてこのような講習会に参加させていただきました。他の事業所の方たちの取り組み等を聞くことができ
 参考になりました。(事業所;管理栄養士・栄養士)
・アメリカの事例を多数、細かく教えていただきありがとうございます。国民性の違いはありますが、おもしろ
 かったです。朝食を食べることの重要性を知り、まず、社内で食べていない人がどのくらいいるのか把握
 するところから始めてみたいと思います。(管理者;総務課、健康づくりに携わる者)
・やってみようと思うことが見つかりました。是非、今後、実施に向けたいと思いました。
 (管理者;総務課、健康づくりに携わる者)
・本日「健康経営」について主に講演いただきました。その中でプレゼンティーズムについて、従業員の
 健康リスクの管理をしていかなければならないことを学びました。そのことから食事をするお客様だけで
 なく働いている従業員もストレス等での健康リスクがないよう、食事を作る側から健康な食事を提供して
 いかなければならない事を学びました。「健康経営」の話題を明日からの朝礼・会話から実践して行きたいと
 思います。(管理者・調理従事者)
・朝食の重要性を改めて考えさせられた。(管理者;総務課、健康づくりに携わる者)
・食事の仕方の大切さを伝えて行かなければならないと思った。(事業所;管理栄養士・栄養士)
                                      たくさんの感想やご意見ありがとうございました



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