2025年10月31日、弊社は20年目を迎えることができました。これも管理栄養士を必要としてくださる方々とのご縁とお力添えがあってのことです。創立20周年記念パーティーには地域の医師・歯科医の方々、研究チームの方々、コラボ企業の皆様、新プロジェクトのメンバー、地域のお店や創立以前からお世話になっている諸先輩の方々、そして15年以上、実績を出し続けてくれている弊社の実働メンバーなど、たくさんの方々が参加してくださいました。
かつてより、そして今もなお、弊社を支えてくだっている皆様、本当にありがとうございます。これからもこれまで同様、「管理栄養士が身近かで役立つ!」をモットーに歩み続けたいと思います。


パーティーでは弊社の20年の歩みを振り返る動画を見ていただきました。地域の開業医で、のちに弊社顧問となっていただいた小林逸郎先生にいただいた「”管理栄養士はここにいます”とわかるよう会社を設立したらいいね。」、このひと言で会社設立を決意。地域のケアマネジャーや看護師の方々からも力強い後押しがあってのことでした。それから、常に「管理栄養士が他者のためにどう役立つか?」を考えながら日々の活動を重ねて来たことを改めて思い出しました。

「管理栄養士が身近な存在となる」
この想いを強くしたのは、2001年にアメリカの管理栄養士の方々の活動を視察する機会を得たことがきっかけです。当時からアメリカでは地域のクリニックやフィットネスジム、フードバンクなどに管理栄養士が関わっており、日本でももっと管理理栄養士が地域で身近に役に立つ仕組みができるといいのではないか、という想いを強くしました。アメリカの管理栄養士の方々に「日本にはまだ個人開業栄養士はほとんどいない」と伝えると、皆さんは口々に「あなたがやればいいのよ!」とおっしゃり、帰りの飛行機では「できるところからやってみよう!」という決意が生まれたことが思い出されます。

それから、地域のクリニックで管理栄養士による栄養相談や在宅訪問が気軽にできる仕組みを構築し、20のクリニックに協力していただき、管理栄養士の栄養介入の効果を検証するために無作為割り付け試験(RCT)を実施しました。「管理栄養士が継続的に栄養介入すれば血糖コントロールができる」ということを科学的に実証し(2013年)、現在も国際的に高い評価をいただいております。この継続的な栄養介入はこの10数年間で『SILE(サイル)プログラム』として全国の管理栄養士を対象とした研修会で少しずつ広がり、各地の医療機関で栄養相談件数を増やし、また医師達から高い評価をいただいているという報告が集まって来ております。

管理栄養士が活躍できる領域はこの20年間でたくさん増えました。”管理栄養士が関わると願いが叶う”、”管理栄養士がいてくれてよかった!”という他者からの『評価=実績』を示すことで、管理栄養士の活用を考えてくださる方々が増える、ということが弊社の来し方20年間で実感するところです。
「管理栄養士の未来は無限大」
会場の皆様からたくさんの拍手をいただきました。管理栄養士の活動を応援してくださる方々はたくさんいらっしゃると思います。弊社もこれからも、今まで通り地道な活動を続けて行きたいと思います。

会場は新橋の汐留シティセンター41階 「Ar’s Italian Cuisine」エアーズ イタリアン キュイジーヌ でした。
当日は曇りでしたが、晴れている日は41階から見る夕陽がとてもきれいで、暮れなずむ景色からキラキラ輝く夜景のシーンを見ながら極上のお料理とお酒を堪能できるお店です。
ゲストの皆様からもお料理や飲み物、お店の雰囲気、そして何よりも全てのスタッフのサーブのタイミングやお気遣いなどが素晴らしかったと絶賛いただきました。極上のお料理やお店をご存知のゲストの皆様に大満足していただけたことは、お店のシェフの方々を始め、今回のパーティーの成功をプロデュースしてくださったご担当者のご尽力の賜物です。深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

クスクスの和風プロード カボスのアクセント




