
代表の安達です。
今週もなおみさんはお休みなので、私がまたまた書いてみています。
今日はお雛祭り、でしたね。
この雛人形は、私が生まれた時におばさん(父の妹)から譲り受け、
さらにわが家の娘達、そして一昨年には孫娘に引き継がれたものです。
おばさんのお年の分、85年もの間、毎年、毎年、飾られて来たことになります。
すごい年数ですね。
娘に引き継がれた時には、お内裏様とお雛様、三人官女、右大臣・左大臣、
そして五人囃子のお人形でした。
一番下にはお雛様のお嫁入り道具や牛車を飾り、下から2番目の段には
”足軽”などのお人形があるはずでしたが、昔、それらはねずみにかじられた部分もあったらしく、
父はそれらは神社に奉納して、形がきれいに残ったお人形だけを渡してくれました。
娘達は家に居た時には毎年、毎年、大事に飾り続けて来たお雛様です。
今度は孫娘が20年、さらに30年と飾り続けてくれることを願います。

こうやって、生活改善プログラム『SILE(サイル)』も管理栄養士の皆様に
脈々と受け継がれて行ってほしいなぁと、お雛様を眺めて想います。
『SILEプログラム』は安達らが開発した糖尿病等の慢性疾患のための生活改善プログラムで、
日本人を対象に、科学的に効果を実証できた栄養指導プログラムとも言えます。
この5年くらいで、SILEプログラムを外来栄養食事指導に導入してくださっている
管理栄養士の方々が増えて来ました。日々、実践の中での活用を報告してくださったり、
うまく行かない部分を質問してくださったり(弊社セミナーは受講後も質問大歓迎です!)
うれしい報告が増えています。
糖尿病の患者様は ”こんな簡単なことで血糖コントロールできるなんて驚くよ!”
”毎日、頑張らなくても結果が出るのね!” 特定保健指導の対象者の方々がそう言ってくださいます。
決して魔法のプログラムではないけれど、『栄養ケアプロセス』に基づき、管理栄養士が改善に
影響を及ぼすエビデンスを精査し、対象者の納得を得て行動変容を促すことができるのです。
現在、弊社は『SILEプログラム』を導入した管理栄養士の人材育成プログラムを開発中です。
日本でもかなりの大手企業が『SILEプログラム』を活用することに価値を見い出してくださり、
管理栄養士の未来にこのプログラムをつないで行けたら、と思ってくださったことは
とても光栄なことです。
このプロジェクトが始まって1年、新卒の管理栄養士も経験の多少に関わらず、
栄養介入の成果を導くことができるような教育プログラムをめざしています。
教育効果を維持するためのフォローシステムや、さらに、その教育を行う人材の育成を
実現するシステムも作り出すことが必要です。
来年のお雛祭りには、どのくらい完成しているでしょうか?
これまでの弊社管理栄養士の実績や栄養介入の現場でのアイディアを満載した人材育成プログラムを
形に残して、未来につなげて行けるよう、まだまだがんばらなきゃ!と想っているお雛祭りの夜です。