BLOG ブログ

アメリカ通信(17) アメリカでのお節料理作り

   

アメリカからこんにちは。なおみです。 

明けましておめでとうございます。 2022年もよろしくお願いします。 

前回、クリスマス前の事をブログに書いたのに、もうお正月も終わってしまったなんて、信じられません。

 

上の写真は、うちのお節(おせち)料理。お節料理は夫があまり好きではないので、今年は作るのをやめようと思い、材料も何も買っていなかったのですが、大晦日にFacebookを見ていたら、日本はひと足早くお正月が来るので、みんなお節料理の投稿をしていて、私もどうしても作りたくなってしまいました。

   

もちろん、この辺りには、かまぼこや数の子は売っていません。お買い物は諦めて、うちの冷蔵庫、冷凍庫にあるもので、なんとなく作ってみました。お重に入れたら、それなりにお節料理に見えますね。

   

  • ◎左側のお重
  • <伊達巻>はんぺんもないので、卵とお豆腐でフードプロセッサーで滑らかにして、オーブンで
  •  焼きました。 
  • <大根のべったら漬け>鈴木ファームというデラウエア州にある日本農家に野菜セットを頼んだら、
  •  立派な大根、ゆずが入っていたので、即席べったら漬け
  • <はまちの味噌漬けの焼き物>はまちを買った時に、切り身にして味噌漬けにしたものを冷凍して
  •  ありました。
  • <いくら>例のブログにも書いた、大人買いしたものを小分けして、冷凍庫に入れてあります。
  • <黒豆>これだけは、何日か前にたくさん作って、お友達にもお裾分けしました。
  • <海老の酒蒸し>パーティーでパエリャを作った時に、使わなかった分を冷凍してありました。
  • <栗きんとん>これは栄養サポートネットワークの美佐さんが、日本から送ってくださった貴重な品。
  • ◎右側のお重
  • <お煮しめ>里芋と蒟蒻だけのシンプルなお煮しめ。小さなStaubのお鍋で、それぞれ煮ました。
  •  里芋と蒟蒻の上に昆布を置いて蒸気で少し柔らかくしたのですが、その昆布を使って何も入って
  •  いない昆布巻きを作りました。ふんわり柔らかく煮えて、薄味で美味しくできました。
  • <焼き豚>これは冷凍庫の奥深くから発掘!
  • <ローストビーフ>クリスマスディナーのプライムリムの残り物を、薄く切って、それっぽく。
  • <蕪の浅漬け>鈴木ファームのお野菜に入っていた、立派な蕪で作った浅漬け。
  • ◎口取り(お重上の写真)
  • <栗の和生>口取りは、お友達に黒豆を持って行く時に、作ったものの残り。
  •  洋栗のピュレにお砂糖を入れて、弱火で練り上げ、中にはさつまいも餡を入れてあります。
  •  さつまいも餡は、さつまいもをエアフライヤーで焼いて、お砂糖を入れで弱火で練り上げ、
  •  ちょうど良い硬さにしたもの。  

と言うわけで、アメリカの全くお正月感がない中で、ちょっとだけ元旦気分を味わいました。ちなみに、その時点でまだクリスマスツリーは点灯中です。こちらでは、たいてい1月の最初の週にクリスマスツリーを片付けます。うちは、翌日、2日、全部飾りをとって、ツリーを家の前の道の脇に置きました。市の回収車がきて、持って行ってくれます。

    

さて、時はかなり遡りますが、2021年のクリスマスディナーです。義姉と3人なのに、3.5kgのプライムリブ。 

本当は義母も来る予定でしたが、彼女はクリスマスの3日前に濃厚接触者の濃厚接触者になってしまい、テストでは陰性でしたが、まだわからないということで、マスクをして、ちょっとだけ顔を出して帰りました。結果は義母が会った濃厚接触者のお友達も陰性だったので、大事には至らなかったのですが。でも、ちょっとドキドキした瞬間でした。

  

プライムリブを焼くのは、うちでは夫の役目。今年も美味しく焼いてくれました。

付け合わせは、ビーツ、紫芋、日本のさつまいものロースト。サラダはアンダイブのシトラス風味のサラダ。柘榴の実を散らして、クリスマスっぽく。 

   

アメリカには、いわゆるクリスマスケーキ、というのはありません。最近はフランスのブッシュドノエルも売ってるけれど、定番というわけではないのです。大抵はみんなでホリデークッキーを交換したりするので、デザートもクッキーが多いです。いつもは、私は何か作るのですが、今年はパスしちゃった!

 

アメリカでは、クリスマスを盛大に祝うのは、25日のクリスマス当日。イブはあんまり大したことはしません。私たちはチーズとオードブルで終わりました。 クリスマスの朝は、起きたらパジャマのままでプレゼント交換。子供のいる家庭では、子供たちが早くから起きて、楽しみに待っています。

   

ちなみに、日本は確か、枕元にサンタさんがプレゼントを置いて行ってくれるけれど、こちらは、クリスマスツリーの下です。イブの夜、子供たちはサンタさんのために、ミルクとクッキーを置いて寝ます。

 

私たちのクリスマスの朝、25日は先ほど書いた義母もマスクをしてちょっとだけ寄って、プレゼント交換をして、カリフォルニアにいる義兄夫婦とみんなでZoomで集いました。

  

暖炉に飾ってあるのは、クリスマスまでに届いたクリスマスカードです。12月初めから届き始めるので、飾って楽しみます。

  

Zoomの後は、ディナーの準備です。本当は4時ぐらいに始める予定が、プライムリブが思ったより時間がかかり、結局はいつもの夕食の時間でした。

 

前年は、夫と2人だけのクリスマスだったので、今年は3人でもちょっと前進かな😅

でも、クリスマスの後、アメリカはますますコロナの数も増えていき、私たちはニューイヤーイブパーティーも全てキャンセルして、ずっと家にいました。 お買い物すら行かなかったので、できたお節料理が上に書いたものになったわけです。

   

  

さて、今年は、どんな年になるのでしょうね。早くコロナが収束して、日本へ行ける日が待ち遠しいです。

   

今回のおまけの写真は、今年一番素敵だった空。まだ何日も経ってないけれどね。