
アメリカからこんにちは。なおみです。
やはり先週はブログをお休みしてしまいました。
PianoArts North American Piano Competitionのために駆け抜けた10日間。昨日、ようやくすべてが終わりました。
今日は完全に脱力状態です。頭の中はまるでウニ状態。それでも、お礼のメールを書いたり、立て替えた経費を精算したりと、まだまだ事務作業が続いています。家の中もなかなか大変なことになっていて、やることは山積み。でも疲れすぎていて、いつもの何倍もスローな私です。

今回はいろいろなことがありすぎて、どこから書けばいいのかわかりませんが、まずはうれしいご報告から!
ホストファミリーとして迎えていたベトナムからのコンテスタント、クワン君が見事2位に入賞しました!
ファイナルを聴いた後は、私たち夫婦は「これは優勝では?」と本気で思っていたので、少し残念な気持ちもありました。でも本人はとても謙虚で、「2位になれて本当にうれしいです」と喜んでいました。
ちなみに賞金は、1位が20,000ドル(320万円)、2位が8,000ドル(127万円)。日本円にするとかなりの金額です。20歳になったばかりの若者にとっては大きな励みになりますよね。

実はクワン君、この滞在中に20歳のお誕生日を迎えました。

家にいる間の彼は、ほとんどピアノの練習かレクチャーの準備。毎日、本当に真剣に取り組んでいました。その努力が報われて、私も本当にうれしかったです。
私はその間、審査員や演奏家、スタッフのためのランチやディナー作りに追われていました。でもキッチンで料理をしながら、隣の部屋から聞こえてくるクワン君の演奏を聴く時間は、今回の10日間で一番幸せなひとときだったかもしれません。

我が家のピアノが、あれほど多彩な音色で響いたのは初めてでした。
PianoArtsの特徴は、単なるピアノコンクールではないことです。

出場者(17歳から23歳)は45分間のソロリサイタルを行い、さらにプロの演奏家との室内楽を演奏し、最後にはオーケストラとのコンチェルトも弾きます。そしてそれだけではありません。演奏する曲について、自分の言葉で観客に説明するレクチャーも行わなければならないのです。




英語が第二言語のクワン君にとって、この英語でのプレゼンテーションは大きなプレッシャーだったようです。
「ピアノではほとんど緊張しないけれど、レクチャーはすごく緊張する」と話していました。

そんな彼が、なんとAudience Communication Prize(レクチャー賞)まで受賞!
名前を呼ばれた時は、自分のことだと思わなかったらしく、きょとんとしていました。後で「ジョークかと思った」と言っていて、みんなで大笑いしました。

私も英語でスピーチをする時は今でも緊張するので、彼の気持ちが痛いほどよくわかり、一緒になってドキドキしていました。
今回は私自身も役員としての仕事が非常に忙しく、クワン君のお世話の多くは夫が担当してくれました。
特に朝食と昼食作り、そして会場までの送迎はほとんど夫の担当。夫の助けがなければ、とても今回の役目は務まりませんでした。本当に感謝しています。
そんな夫の料理の中で、クワン君が特に気に入ったのがグリルドチーズサンドイッチ。

なんと2回もリクエストしたほどです。
ファイナルが終わり、夜11時頃に帰宅した日も、「全部終わって安心したら急にお腹が空いた!」と言って、夫に「グリルドチーズサンドを作ってもらえないかなぁ~」とお願いしていました。
世界レベルの若きピアニストも、最後はグリルドチーズサンドでほっと一息だったようです。
それでは、来週はコンクール期間中に私が作った大量のお料理をご紹介したいと思います。
それと、彼の演奏の Youtubeを載せたいのに、なぜかできません。来週までに勉強してみます。
どうぞお楽しみに!