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アメリカ通信(31) 悲しいお知らせですが。

アメリカからこんにちは。なおみです。 

 

今日は、悲しいお知らせでごめんなさい。 クーさんが逝ってしまいました。 まだ日が経っていないので、胸の痛みでいっぱいです。何をしていても、クーさんの事を考えてしまい、今は、ピアノも曲の最後まで弾けません。

 

最初の写真は、姪がiPadで描いてくれた、クーさんです。 もう一つの尻尾は、キキさんのです。 クーさん、一番大好きな場所に、日が当たって、暖かい風が出てくる場所に居ます。

 

ブログには、なるべく楽しいことを書くようにしていたのですが、今、頭にあるのはクーさんだけなのと、このブログにもクーさん、何度か出演していたので、今回はクーさんの事をちょっと書かせてください。 

2009年2月10日生まれのクーさんとキキさん。 同じ年の5月26日にうちにやってきました。 私たちは、1匹飼う予定で、シェルターに行ったのですが、クーさんとキキさん兄妹、あんまり仲良しすぎて、2匹一緒でないと、譲られないと言われました。

 

3ヶ月のクーさん、可愛すぎる。 やんちゃで、甘えん坊で、愛らしく、うちに来る皆んなから、愛されました。 

 

でも何よりも好きなのは、夫のお膝の上。 13年間、亡くなるまで、長〜い時間、シドのお膝で過ごしました。 特にパンデミックが始まり、夫が家から働くようになってからは、ほとんど夫と一緒に居ました。

 

仕事に行こうと思ったら、クーさんが私のカバンに。見つかって、びっくりしてる顔!

 

 

網戸の部屋で、春を楽しむキキさんとクーさん。

 

 

ワインとチーズを楽しむ、クーさん。 ウソです。

 

 

網戸の部屋に入ってきた、雪を楽しむ、2匹。

 

 

お玄関で、ターキーと訪問を受けた、クーさん。 もちろん窓越しです。

 

 

チェストの上で、置物のようになる、2匹。

 

 

 

何年か前に、クーの背中に出来物ができて、動物病院に1匹だけ行くまでは、とっても仲良しだったキキとクー。

 

クーさんが病院から帰ってきて、匂いを嗅ぐなり、キキさんはヒスして、クーさんの事を怖がり、逃げるようになってしまいました。 たまには一緒にいるけれど、これはずっと続きました。

クーさんが、キキさんと遊びたくてちょっかい出しても、キキは逃げてしまいます。 これは、とっても残念な出来事でした。

 

夫が家から仕事をしている時は、2匹で応援(邪魔)しました。 会社のビデオ会議にも参加して、人気者に。

 

 

キキさん、下に誰かいるのかな、って 。

 

 

ピアノを弾くてるときは、いつも観客が。

 

 

とにかく、この2年は私たちも、ほとんど家にいたので、2匹とも私たちがいる部屋に必ず一緒にいました。 最後の2年を、クーさんと濃厚に過ごせて、良かったです。

 

一番大好きな、夫の膝の上。 必ず、クーさんがお膝の上、キキはそのお隣。自分達の場所が決まってました。

  

最後まで、夫の膝の上にいられて、幸せだったと思います。

 

 

 

3月の中頃、食欲がなくなり、うんちも出なくなっちゃったので、動物病院に行きました。 浣腸をしてもらおうと行ったのですが、レントゲンを撮ったら、肺中に癌が。その時点で1ヶ月は持たないだろうと。

 

一時、食欲が出る薬のせいか、元気になって、食べてくれたのですが、4月に入ってからは、何も食べてくれなく、最後の5日はお水も飲んでくれませんでした。

 

どんどん小さくなっていっちゃって、それでも、出ないのにトイレには行くし、暖かいところを求めて移動するし、夫が呼ぶと膝の上に飛び乗っていました。 最期の日も、ゆっくりですが歩いて、夫の膝の上に飛び乗って。。。

 

 

 

 

でも結局、このままでは可哀想で、獣医さんにうちに来てもらって、眠らせる事を決意しました。 痛みとか現さないので、どのぐらい苦しんでいるのかもわかりません。 獣医さんによると、猫の習性で、(野生にいる時は、弱っている姿を出すとすぐ負けてしまう)、弱っているのを隠すそうです。

 

何度も話し合って、調べて、決意しましたが、本当に難しい決断でした。

  

  

 

4月11日、穏やかな春の午後、キキもみんな一緒におうちで、クーさんとお別れしました。 13年間の人生、いえ猫生でした。

  

 

夫は、まだまだ、クーさんの写真も見られないし、かなり深く傷心しています。     

悲しみの癒し方は、それぞれ違いますね。  私は、クーを想いながら、Facebook, Instagramに投稿したり、クーの写真を整理したりしながら、悲しみを癒しています。 夫は、クーさんの思い出に面と向かうことができず、違うことで忙しくすることで、悲しみを忘れようとしています。

 

昨日は二人とも、家の中にいたくなく、ずっと庭仕事をしました。    

 

そして、キキさんは突然、活発になり、家中を走り回ったり、いつもはあんまり声を出さない猫だったのに、にゃんにゃん言ってたり、私の後を追い回して、膝にも乗ってくるし、なんだかクーさんが乗り移ったようです。 さて、これから一人っ子になった、キキさんはどうなるのか。。。

 

そうそう、クーさんの餌まで食べちゃって、すっかり太ってしまったキキさん。これから夫の厳しい食管理が始まります。1匹だから、ごまかしが利きません。キキさん、頑張ろうね。

 

 

最後は、もう一枚、姪が書いてくれた、2匹の絵です。 

 

こんな個人的な事を、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。