BLOG ブログ

「改善につながる栄養相談の考え方トレーニング 基礎編/応用編」のご案内

弊社では長年、十数名の管理栄養士がクリニックや特定保健指導、在宅訪問で栄養相談を実施し、様々な症例を通して管理栄養士のスキルをアップの方法を検討してきました。栄養相談では、”食事アセスメントから栄養診断”、さらに”栄養診断から体重や血液検査値等の確実な改善を図るための行動目標の設定”が特に重要ですが、単に手順を覚えるだけではなかなかうまく行かないことが多いようです。

”食事アセスメントから栄養診断”と ”栄養診断から体重や血液検査値等の確実な改善を図るための行動目標の設定” の行程をそれぞれ分けて、栄養相談でどんなことをどのように考えて行くか、ということを丁寧にたどっていくのが『考え方トレーニング』です。参加者で意見交換もしますので、みんなは何をどのように考えているのかということも見えてきます。考え方を身につけることができると、どんな症例にも応用が利くようになります。

栄養相談の対象者に満足度が高いコンサルティングを提供することはもちろんのこと、臨床的にも主治医に満足していただける成果を上げることができることをめざして、是非、トレーニングにご参加ください。

なお、これらのセミナーでご紹介する栄養相談の考え方・進め方は、「栄養ケアプロセス」に基づき、国際的にも生活習慣改善プログラムとしての効果を評価をいただいている生活習慣改善プログラムSILE(サイル)に基づきます。

SILEプログラムの詳細はこちらをご確認ください➡


改善につながる栄養相談の考え方トレーニング
<基礎編>

栄養相談で対象者が満足し、臨床的にも成果を上げるためには「栄養ケアプロセス」に基づく”栄養アセスメント”から”栄養診断”までの考え方が重要です。

基礎編では、食事や生活背景を要領よく把握し、”栄養アセスメント”からの情報を”栄養診断”に落とし込み、優先的に解決すべき問題点を絞り込むまでの一連の考え方を丁寧に行います。10分以内に問題点を把握できる”栄養アセスメント”のロープレも見ていただきながら進めます。

対象者におよそ望ましい食事構成の考え方、その食事構成に比べてどのように摂取過剰・不足と判断するのか、解決すべき問題点について説得力のある説明の仕方など、最も外せない基本的な部分からのトレーニングです。実務で使える「栄養診断」の「PES報告」も書けるようになります。栄養相談の経験の有無を問わずご参加ください。『基礎編』から受講することをお勧めします。

このような方におすすめです

*栄養相談のプロセスを今一度、確かめたい方
*短時間(10分以内)に食事アセスメントができるテクニックを習得したい方
*対象者に解決すべき問題点について説得力のある説明ができるようになりたい方
*たくさんの生活習慣上の問題点の中から解決の優先順位をつける考え方を知りたい方 等々

受講後に得られること

*栄養相談を確信を持って進めることができるようになります。
*食事アセスメントを効率的に実施でき、栄養診断に基づく問題点とその問題が引き起こしている
状況を関連づけて考えられるようになります。
*体重や血液検査値の確実な改善につながる問題点を自信を持って決定できるようになります。

開催スケジュール

開催方法:オンライン(Zoom)
参加費:各回 3,850円(税込) ※ 申し込み受け付けは開催日3日前まで
時間:13:00~15:00
*「はじめの一歩サロン」会員、管理栄養士養成校の学生は半額です。

開催スケジュール:

【2024年】
4月 13日(土)
「特定保健指導」やる気がない、保健指導参加への拒否感が強い症例

5月 3日(金)
「糖尿病」 ”血糖コントロールによいということは何でもやってみた” と言われた症例

6月 9日(日)
「脂質異常症」BMI20なのにLDLコレステロールがかなり高い症例

7月 11日(木)
「特定保健指導」夜中に食事をしなければならない夜間勤務の症例

8月 / 夏休み

9月 21日(土)
「糖尿病」高血圧、脂質異常症など合併症がある症例

10月 8日(火)
「慢性腎臓病(CKD)」腎機能低下の独居高齢者の症例

11月 10日(日)
「特定保健指導」リバウンドを繰り返している症例

12月 / 冬休み

【2025年】
1月 10日(金)
「糖尿病」“やろうと思えばできる”を繰り返して来た症例

2月 8日(土)
「特定保健指導」接待が多く夕食時刻も遅い管理職の症例

3月 / 春休み


お申し込み

改善につながる栄養相談の考え方トレーニング
<応用編>

応用編では、糖尿病やCKD、特定保健指導、在宅訪問での症例について、生活習慣上の問題点が生じている背景や対象者の心理などを深く考察できるスキルを身につけます。生活改善のための行動目標が実行できなくなりそうな背景も把握し、その対策を対象者と話し合うトレーニングを行います。これらはロープレも行い、明日から実行できるスキルと自信を身につけます。

なお、応用編は「 改善につながる栄養相談の考え方トレーニング<基礎編> 」を受講されてからの受講をおすすめします。
「栄養ケアプロセス」を実施できる場合はその限りではありません。

このような方におすすめです

*栄養相談の対象者の生活背景や心理などを把握し、臨機応変に対応するスキルを身につけたい方
*対象者が納得して生活改善に取り組むことができるようになるスキルを習得したい方
*納得していただく説明が必要、強い動機づけが必要など、簡単には行かない症例にも
 対応できるようになりたい方 等々 

受講後に得られること

*症例の生活背景や生活習慣上の問題点が生じている背景まで把握できるようになり、
 対象者の心理的な部分も合わせて考えられるようになります。
*生活改善のための行動目標の実行を阻む背景やその対応策を対象者と話し合えるスキルを
 身につけられます。
*対象者の取り組みの実行率が上がり、結果、確実な減量や血液検査値の改善を図ることが
 できるようになります。

開催スケジュール

開催方法:オンライン(Zoom)
参加費:各回 3,850円(税込) ※ 申し込み受け付けは開催日3日前まで
時間:13:00~15:00
*「はじめの一歩サロン」会員、管理栄養士養成校の学生は半額です。


開催スケジュール:

【2024年】
4月 16日(火)
「糖尿病」”糖尿病歴が長いから何をやっても仕方がない”と改善意欲が低下した症例

5月 11日(土)
「特定保健指導」"腹囲86㎝、血圧131/76だけでなぜ面談?” やや怒り気味で面談に来た症例

6月 24日(月)
「糖尿病」”本人は認知症だから何もできない” と、妻があきらめ気味の症例

7月 21日(日)
「特定保健指導」BMI23、朝食欠食でアルコール摂取過剰の症例

8月 / 夏休み

9月 29日(日)
「脂質異常症」単身赴任男性の症例

10月 19日(土)
「特定保健指導」いろいろ理由を付けて”できないかも…”と言わてしまう症例

11月 21日(木)
「糖尿病」健康意識が高く自分を過信している症例

12月 / 冬休み

【2025年】
1月 26日(日)
「特定保健指導」”わかっているけれど、やめられない” 症例

2月 19日(水)
「糖尿病性腎症」eGFR50台の高齢者の症例

3月 / 春休み

参加者の声

お申し込み

本トレーニングに関するQ&A

Q.管理栄養士免許を取得して1年未満です。栄養相談の経験はありませんが、参加は可能ですか?

A.栄養相談未経験の方、経験が浅い方、しばらく管理栄養士の仕事から離れている方、どなたでも受け付けをしています。経験に関わらず、栄養相談では、限られた時間の中で、相談者の昨日、今日の食事の問題点に目が行きがちです。その方の栄養状態に及ぼす真の課題を捉えられたのか?適切なアドバイスができたのか?と栄養相談に自信が持てずにいらっしゃる方が多いようです。

基礎コースは、国際標準化されている栄養相談方法の「栄養ケアプロセス」を学びつつ、プロセスごとに、科学的根拠に基づく思考を会得することを目的としたセミナーです。必ず栄養相談に自信が持てるようになります。


Q.自分の意見を言うのが、あまり得意ではないのですが、グループワークなどはありますか?

A.はい、どちらのコースでもグループワークは、10分程度のものを2回ほど用意しています。このセミナーは、知識や技術を一方的に伝えるものではありません。参加者の皆さんが意見交換することで、症例の課題解決に糸口をつかんでいきます。グループワークにより、一人で考えるよりも、ずっと多くの情報を集めることができるので、短時間でのスキルアップに繋がりますので、奮ってご参加ください。それでも、どうしてもグループワークは苦手、という方にはグループの方に了承を得て、発言を猶予していただけるよう配慮させていただきますので、安心してご参加ください。


Q.参加することで、資格を授与されるなどの特典はありますか?

A.特にありませんが、栄養相談で改善率が上れば、対象者さんや医師他職種との信頼関係を作ることができます。セミナーを受講することで管理栄養士としてスキルの高さをご自身で証明できるようにサポートさせていただきます。

本トレーニングを受ける方におすすめの講座

『栄養ケアプロセス』に基づく栄養相談の手順や外せないポイントを基礎から学ぶ講座です。
自分の勘や経験則に頼らず、科学的根拠に基づく栄養相談の基礎をマスターしませんか?
基礎が身についていると、様々な症例に対して応用が利くようになります。「改善につながる栄養相談の考え方トレーニング」に参加し、不安に思った部分の補強やトレーニングや、参加前にもうすこし力をつけておきたい場合にもご活用ください。