アメリカからこんにちは。なおみです。
明けましておめでとうございます。
2023年、なんだか信じられない数字です。 歳をとってくると、時間が加速するとは聞いていましたが、本当に早いです。
お正月らしさは全くないアメリカ。 大抵は大晦日のパーティーを友人で集まって、カウントダウンして、それでホリデーシーズンは終わりです。 今年は2日が振替のお休みでしたが、例年は2日から仕事開始です。
私たちは昔から、なるべく大晦日のパーティーは、行くのもホストするのもやめて、うちで二人で過ごします。 というのも、大晦日のパーティーは カウントダウンの時にシャンペンで乾杯するので、帰る直前まで飲んで、運転する人が多いので、帰り道が私たちにも、ゲストにも危険だからです。
今年は、元旦に、友人夫妻と、ご主人が仕事で不在の友人、3人を招いて、午後の早い時間から、新年会をしました。
私がおせちを担当して、お友達がお餅、巻き寿司、カブの千枚漬け、豚の角煮、デザート、パン等を作ってきてくれました。
今年は、全部をお重に入れるのはやめて、重箱には筑前煮だけ入れて、あとは各自に盛り付けました。
というのも、アメリカ人夫たち、特にうちの夫は、お節はあまり好きではありません。 盛り付けたら、少しは食べるかもしれないけれど、自分で取るとなったら、多分ローストビーフしか食べません。
では、今年私が作ったおせちの紹介です。 ほとんどの材料は、近くのアジア食品店で揃えました。かまぼこだけは、1ヶ月前に日本のスーパーで冷凍のものを買いました。
右上より、
(1)黒豆
今回は日本から持ち帰った丹波の黒豆。 ストウブの大きなお鍋二つで。4袋1kgのお豆を煮ました。 ストウブのお鍋の鉄が、良い仕事をしてくれるせいか、真っ黒な、ふっくらとした大きな黒豆に仕上がりました。 お砂糖はラカントを使っているので、糖質は黒豆の分しかありません。 おまけに大豆(黒豆)は、糖質がお豆の中で、一番少ないんです。
この黒豆は、早めに作って 近所の日本人の友人にお裾分けしました。
(2)五目豆
これは、お節の一部ではないと思いますが、なぜか年末になると常備菜として、作り置きしたくなります。 これもたくさん作って、お友達にお裾分け。 お友達の1歳になったばかりのお子さんが、すごく気に入ってくれた、と聞いて、嬉しかったです。
中身は、蒸した大豆、にんじん、椎茸、昆布、コンニャク。 大豆はインスタントポットで30分蒸して、にんじん椎茸は、1cmぐらいの角切り、昆布は水で戻してから、他と同じ大きさに切り、こんにゃくは味が染みるように手でちぎります。この手でち切るのが、一番時間かかったかも。こんにゃく二つ分。
最後に学んだのは、最初に包丁で細長く切ってから、ちぎると簡単でした。
味付けは、全ての材料がギリギリ浸るぐらい、水を入れて、茅乃舎の出汁、醤油、ラカント、焼酎を加えます。最初は調味料は少なめにして、少し煮詰まってきたら味見をして味を整えます。 落とし蓋をして、弱火でじっくりと煮ます。
(3)白菜とサーモンの重ね漬け
これは、札幌に住んでいた頃、冬になると買っていたお漬物。 何年か前に、どうしてもこれが食べたくなり、試行錯誤の上完成したものです。
私は生のサーモンの代わりに、スモークサーモンを使います。 あとは生姜の千切りと塩麹。
白菜を二枚交互に重ね、その上にサーモンを並べ、塩麹を大匙一ぐらい。それを繰り返していきます。 好きな高さになったら、ジップロックバッグに入れて、できるだけ空気を抜き、冷蔵庫に入れます。 2−3日で美味しく浸かります。
(4)ローストビーフ
これは、クリスマスディナーのプライムリブを、真空にしてとっておいたもの。
(5)えび
アヒージョに使ったオイルがあったので、そこに入れて、沸騰しないように、弱火で煮ました。
(6)酢蓮根
筑前煮を作ろうと思って買ってあった、茹でレンコンをさっと水煮して、寿司酢(りんご酢、ラカント、塩)煮つけたもの。 飾り切りしたかったけれど、時間がありませんでした。
(7)かまぼこ
これは、イリノイの日本食品スーパーで冷凍のものを買っておいたもの。 飾り切りしてみたけれど、厚くて食べづらかった。次回は、違う切り方にします。
(8)栗きんとん
日本で買ってきた、栗の甘露煮を使いました。 さつまいもの皮を剥いて、少なめの水で煮て、マッシャーで潰します。そこに、ラカントのシロップと栗、栗が入っていたシロップ(今回は真空パックだったのであまり入っていませんでした)を入れて、適当な硬さになるまで、練りながら火にかけます。
(9)炒り銀杏
アジア食品店に、真空パックに入った銀杏があったので、買ってみました。 さっと水煮して、水気をとってから、フライパンで炒りました。美味しい塩をパラパラと振って。
(10)昆布巻き(巻いてない)
これは、先日、日本へ行った時に、帰りに千歳空港で買いました。 昆布と鮭の重ね煮です。あまり塩辛くなく、美味しかったです。 でも男子群(アメリカ人)には不評でした。
(11)伊達巻
はんぺんが手に入らなかったので、エビのすり身を作って、卵とラカント、出汁を入れて、オーブンで焼きました。 今回は鬼すだれがあったので、かなりそれっぽくなりました。 でもちょっと焼きすぎて、硬かった。
以上11品に、鴨団子と鳥のお鍋が私が用意したもの。
30日にも、別のパーティーをして、31日は二日酔いと疲れで、あんまり準備ができなかったので(栗きんとんと伊達巻だけ作りました)、黒豆と五目豆以外は、ほとんど元旦の午前中に、一気に作りました。
お節には、随分お砂糖が使われるので、自分で作ってお砂糖をラカントに変えるだけで、随分、糖質が抑えられます。 自分で作って、中に入っているものが全てわかると、安心して食べられますね。
でもお餅、根菜類は、ほんのちょっとしか食べられません。 せっかく、お友達が前日にお餅つき機で用意してくれたお餅、冷凍して、少しづつ、大事にいただきます。
お鍋を食べる頃には、お腹がいっぱいで少ししか食べられませんでした。 それでも締めには、お餅を入れて、お雑煮気分で食べました。
関東のお友達と私は、焼き餅を入れて、関西のお友達は、焼かないで。 地方それぞれ、違いますよね。
そうそう、筑前煮と田作りは、二人の違うお友達がそれぞれ、暮れに持ってきてくれました。 助かりました。
この新年会、元旦早々ビックアクシデントが!
アメリカでの私たちの結婚式の三三九度で使った、お神酒セット。20年ぶりに出してきて、使いました。 でも、実はこの前にビッグハプニング!!!
お友達が上を持って、注いだら、取っ手が取れて、お酒をお友達とご主人にたっぷりかかってしまいました。 酒も滴る良い女と男になってしまいました。
幸いにも、テーブル、お料理にはかからなかったので(お友達ごめんなさい)、事なきを得ましたが。 うちにはお酒はなかったので、お友達が持ってきてくれた、美味しいお酒は、お友達のお洋服と床が飲み切ってしまいました。
その後、女3人は焼酎、お友達のご主人は白ワイン、30日に飲みすぎてまだの飲む気がしないウチの夫は、お水で過ごしました。
こんなアクシデントもあったけれど、今年も、楽しい思い出に残るお正月になりました。
それでは、皆様、今年もブログを通して、よろしくお願いします。
私の毎日の食事は、インスタに載せています。 インスタでの名前は naomi_kitchen_in_usです。 こちらでも、よろしく!
今日のおまけ
1月2日、クリスマスデコレーションを片付け、クリスマスツリーを道の脇に置いておきます。
1月3日には、市の回収車が来て、持っていきました。
バイバイ、クリスマスツリー!
このツリーは、市のリサイクルセンターに運ばれ、マルチ(木のクズ)になります。市民はそれを無料でもらえます。 ただ、持って帰ってくるのが、一苦労ですが。