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介護予防教室で調理ライブショー実施

栄養サポートネットワーク合同会社プレゼンツ『フレイルから遠ざかろう!プロジェクト』栄養コース編開催中

コロナウイルスの変異種オミクロン株が依然、感染者数を延ばしていますが、全体的にコロナ感染者が少なくなり、相模原市内では11月から介護予防教室が再開し始めています。今月、先月と介護予防事業:栄養編の単発依頼と何回かに渡る栄養コース編の依頼をいただき、1年以上温めて来たフレイル予防プログラムを市内各地で実施しています。このフレイル予防プログラムはフレイルの前段階、いわゆるプレフレイルの兆しを早めに見つけて、早めの対応を促そうということを目的にしています。

今回の栄養コース編は全3回です。第1回目には、フレイルの基礎知識とフレイル予防の重要ポイントを知っていただき、参加者それぞれでプレフレイルチェック『フレイル予防アンケート』を実施し、さらに、チェックがついた項目を克服すべく、行動目標として『わたしのチャレンジ』を決めて、日々の生活に取り入れていただくことにしています。

『フレイル予防アンケート』では、特に、食事・栄養で重要なフレイル予防のポイントが習慣になっているかを確認できるように作ってあり、また、地域包括支援センターの皆様にとっては、プレフレイルやフレイルの心配がある方々のスクリーニングになるようになっています。参加者のみならず、地域で高齢者を支える地域包括支援センターの皆様にも活用していただけるプレフレイルチェックが「フレイル予防アンケート」として完成しました。このプレフレイルチェックは、地域をフィールドとして働く管理栄養士で組織する「人間栄養実践研究会」(代表:安達美佐)のメンバーが1年以上の歳月をかけて精査した、プレフレイルに関連するであろう生活・食事・心理的な要因に基づき弊社で作成したものです。

料理デモンストレーションはスクリーンを使ったライブショーに!

栄養コース編の第2回目のメインは、ご自宅ですぐに作っていただけるフレイル予防に役立つ簡単レシピの紹介です。With コロナの生活では、いつもなら実施できる試食ができなため、今回からは紹介するレシピの調理デモンストレーションをライブで実施してみました。ハンディカムカメラとプロジェクターをつないで、遠くの参加者にも見えるようにし、食材やフライパンの中身をスクリーンを通して見ていただきました。

材料を切るところが大きなスクリーンで見え、炒める音やにおい、鍋からただよう出汁の香り、どれもライブ感があり、会場からしきりに歓声が上がりました。出来上がった料理が入ったフライパンを持って会場を回ったり、と視覚、聴覚、嗅覚をフルに使って楽しんでいただきました。

紹介したレシピは3つ。サラダチキンを使った「サラダチキンで!親子丼」、さばの味噌煮缶を使って「厚揚げと小松菜のさば味噌煮缶炒め」、そして、間食にお勧め「ヨーグルトきなこ」。普段、ヨーグルトにきな粉を入れて食べていらっしゃる方もいましたが、多くの方は初めての組み合わせに、しかも、カップ1個のヨーグルトにきな粉をティスプーンで3杯入れると、卵1個分以上のたんぱく質が摂れるということにはとても驚かれていました。

日頃からお食事はしっかり食べることをめざしている方々ですが、「たんぱく質補強」をコンセプトにしたレシピ紹介に、多くの方々から「すぐに作ってみたい」「帰りにサラダチキンを買って帰ろう」「さばの味噌煮缶が家にあったから、さっそく作ってみる」と言っていただくことができました。