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アメリカ通信(24) シカゴへ週末旅行 久しぶりに都会に行って刺激を受けてきました

アメリカからこんにちは。なおみです。

今朝は、先日降った、雨が木に凍りついて、とっても綺麗でした。 と言っていられるのも、私たちは、どこにも行かなくても良いからですけれど。

 

昨日は、夜に降った冷たい雨が凍って、道路もツルツル、とうとうこの辺の学校も休校になりました。雪や寒さで休校になることはあっても、雨で休校になったのは、初めてかも。 

 

寒くなる前の週末、パンデミックが始まって初めて、シカゴシンフォニーの演奏会へ行ってきました。夜のコンサートだったので、この日は、シカゴダウンタウンでお泊り。 引退前だったら、無理してでも帰ってきてたのですけれど、今は時間があるので、無理しないです。

 

ランチは、途中の和食やさん。こちらも久しぶり。寿司シェフやウエイターさんに大歓迎を受けました。もう忘れられてると思ってたので、なんだか嬉しかったです。

 

夫は天ぷらうどん。私はちらし寿司。 本当は、土曜日のスペシャルランチを食べたかったのに、今は人手が足りなく、やってないそうです。前は、日本人向けの特別メニューもあったのに、それも無し。人手不足は、どこでも深刻なようです。

 

 

ランチの後は、シカゴダウンタウンへ。うちからは、直接行くと、大体2時間ぐらいのドライブです。 まずは、ホテルにチェックインして、実は演奏会の前に、私たちが大好きな作曲家が音楽を担当した映画が、その日だけあったので、そちらへも行きました。

 

 

映画は、『Koyaanisqatsi: Life Out of Balance』 というPhillip Glass が音楽を担当したものです。言葉は一切無く、映像と音楽のみ。1982年の映画ですが、90年代には、著作権問題で上演できなくなり、2000年に、やっと復活しました。

 

そして、今回やっと初めて観ることができました。映像と音楽だけで、あれだけを表現してしまう、すごい映画です。小さい劇場でしたが、ほとんど満員。びっくりでした。ワクチンカードを掲示して入場、もちろん中ではマスク必須なのは、良かったですが、それでもドキドキでした。

 

映画が終わった後も、拍手が鳴り止まず、そして出るのにも時間がかかり、もう少しでディナーの予約に遅れるところでした。 

  

レストランまで走ったので、まずはカクテルで喉を潤し、アパタイザーはフリットとビーフカルパッチョをシェア。フリットにレモンを揚げたものが入って入れ、これがすごく美味しかったです。プリモはロブスターのスパゲッティ、セコンディはチキンピカタ。デザートはキャラメルプリン見たいのをシェア。私たち、いろいろな種類を食べたいので、レストランではコース料理で頼まない限りは、全てシェアします。

 

シカゴシンフォニーのビルディング

そして、今日のメインイベント、シンフォニーへ。

 

が、その前にPre-concert talkという、演奏会が始まる前に、その日のプログラムについてお話するレクチャーに参加。

 

 

ここは、シンフォニーのボールルーム。レクチャー、普段はお年寄りばかりですが、今回はフィリップグラスとあってか、若者もたくさんいました。

 

今日のプログラムのもう一つの目玉は、内田光子さんのベートーベンピアノコンチェルト4番。 うっとり夢見心地で聴き増した。本当に素晴らしい演奏でした。

 

 

そして、いよいよ私たちが楽しみにしていた、フィリップグラスのシンフォニー11番。 ゾクゾクするぐらい良かった。 九人のパーカッショニ、ハープ二人、チェレスタにピアノ。すごく大きなオーケストラです。フィリップグラスもいらしてて、割れるような拍手のスタンディングオベーション。

 

2年ぶりのシカゴシンフォニー、やっぱり素晴らしい。 マエストロ ムーティー率いるシカゴシンフォニー、最高!!!

 

充実した1日になりました。 次の日は、シカゴ郊外の日本のスーパーマーケットでお買い物して、ランチはこれもまた、日本のファミレスの『しゃぶ葉』で、束の間の日本を楽しんで、帰途につきました。

 

今日のおまけは、今朝の写真をもう一枚。

 

週末はちょっと暖かくなり、春も近いかと思わせたウィスコンシン。でもまだまだ春は遠かったです。

 

日本も千歳便が大雪でキャンセルしたと聞きました。 春が待ち遠しいですね。